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千石岩クライミング4回目?

約半年ぶりの千石岩クライミングです。
肋骨骨折から回復したのも束の間で足首捻挫とか・・・なんだかなぁ?な悶々とした日々を送ってましたがなんとかこの日に間に合ってホッとしました。それに今回はコソ練でなくちゃんとした会例会のクライミング、堂々と登ることができます。会長&山行部長も一緒に登ってくれますのでウッキウキ。自分ではまだ手が出ないルートなんかも見れますので楽しみは2倍という感じです。

今回の目的はズバリ! フレークルート 5.10b MOS です。
グレード的にはまぁ普通に登れますよねー?ってルートですけどOSで取ったことはないのです。ジムグレードなら余裕ですけどホールドスタンスの状態が良くわかんない外岩ならでは緊張感とかあって心の弱い私にはハードル高いのです。

あと、けっこう人気ルートなので下部2ピン目くらいだけ迂闊にもチラッと見てしまったことが過去にあるので完全なOSといえないかもしれません。でもでも、はじめてルート見て以来絶対いける!と確信がありました。ですので 10b 台とはいえ間違いなく登れる力がつくまで取っておいたルートです。

今回写真がないのは残念でした。
出だしは、岩から滲みだした水がフレークを湿らせていたため注意しながら1ピン目をクリップ。こんなところでOS断念とかは絶対嫌です。
3手目くらいから乾いていたので登るぶんには問題なし。各ピンを右に見ながら(つまり左フレークを使って)上のガバを取り1手目となったホールドに右足を置いて2ピン目クリップ。思ったよりフレークはガバホールドの連続なのでラクできそう!これならイケると確信に変わります。そのすぐ後で右足ヒールフックをきめてフレーク沿いに手を進めたあたりが核心ポイントでした。左足スタンスを確認して登ったつもりが大きくフレーク被りため左足の置き場が見えにくくなってしまい焦りました。どうにかココという場所を探り当てることができ次の一手に進めることができました。そしてテラスへマントリングで乗り込み。さっきの緊張からゼィゼィいってるのが可笑しいですがテラスで息を整え最後の2ピン分を目指します。上部は程よい幅のクラックが最上部まで走っているためハンドジャムが決め放題でした。このルートでもっとも快適に安心して登れる区間です。振り返ると琵琶湖もきれいに見通せてトップアウト完了。狙い通りMOSです、気分いいですね。

その後はやりきった感でニタニタしながら他の人のビレイとかお手伝いなんかを適当に。
体が冷えてきたのでバフ下部だけ登ったりとかチャラいクライミングに徹してました。最後に「そういや、あのルート?は???」と思い出したように√201へ取り付きます。前回までに終了点だと思っていた所は別のトラバース課題のものだと常連さんに教えてもらったのを思い出したのです。こりゃやっておかないとねー!という気軽な感じで取り付いたのが恐怖始まりです。
前回も偽終了点までは登ってるので怖いな~と思いながらもわりとすんなり行けました。ココからが恐怖始まりですチキンハートなんで左に切れ落ちたところからスラブに乗り込むとか絶望感以外は何も感じないです。粒の粗いスラブなんで乗り込めれば手がなくても登って行けそうですが、コレができない。いやできる人に一度手本見せてもらいたいです、真剣に!チキンハート全開で切れ落ちていない右のより難しいブックエンド5.10dというルートに突入。1テンかけましたが恐怖の力を糧になんとか登り切り、こんどはさらに右のクリンクリン5.7のクラックを触る3車線横断の情けない状態でヨレヨレトップアウト。大笑いされました!!!

むかつくーーーー、次回は絶対逃げないと心に誓ってます。
また来るモチベーションが沸き上がったのでポジティブに考えて良かったことにします。
千石岩20171126_up1_201

ちなみに、私の後に登ったTさんもチキンハート全開。TRを希望してましたが私が許さずリードで行ってもらいました。途中から「登とか言わなきゃよかった!」「怖いとかのレベルじゃない」とか叫びつつ、テンションこそ掛けませんでしたが私と同じ3車線横断を決めてます。下から私も大笑いさせてもらい存分に楽しませてもらいました。