コンテンツへスキップ

氷ノ山BCスキー(ワサビ谷・おおくら谷)

初めてのBCスキーです。
スタート地点はわかさ氷ノ山スキー場。リフト最上部が1200mほどあるため冬登山でもBCスキーでもスタート地点としてはもっともよく利用されている場所のようです。リーダーYさんがスキーパト本部に登山届けを提出してさっそくスタートします。計画書では今回は三ノ丸付近まで登って滑走を2度行います。1本目をBC初心者向けのワサビ谷に設定しています。2本目は状況をみながらワサビ谷にするかオオクラ谷にするか決めようという感じでした。

とりあえず リフト券2回分(500円) を購入。最上部に到着するとスノーシュー&ワカン着けている登山グループとBCスキー1グループがすでにスタート準備していました。私たちもシールを着けて尾根をジグザグにのぼり上げていきました。そこそこの斜度ならクライミングサポート上げて案外登っていけます。でもキツイ斜面では・・・リーダーYさんのように登れません。爪先に力が入っているようでなんども「踵で登る感じで!」と教えてもらいますがなかなか出来るものではないです。このへんも経験を積んでいかないといけない部分だと思います。ちなみに私が使っているブーツ&スキー&シールの合計重量は片側で5.5キロ。両足で11キロも重りを着けて登っているのです。実際はスキー板に乗っている雪の重さもあるのでかなりの疲労感がありました。ふだんの山登りではトレランスタイルでできるだけ軽量化して登っているので足の重いこと重いこと・・・。もっと鍛えなおさねば!と感じます。

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

尾根を登りきり、雪原に出ると快適。といってもリーダーYさんがラッセルしてくれているので私だけが楽なのですw。ラッセル泥棒状態でさくさく三ノ丸を目指します。途中で後ろから来たBCスキー2人組みにラッセル替わってもらいながら三ノ丸非難小屋までたどり着き小休止。予報では諦めていた晴れ間も出てきてキラキラ冬山を堪能。もう感動です。三ノ丸を下りコルの部分から「 ヮ(゚д゚)ォ!  ココ?」みたいな低木の合間を縫ってワサビ谷へドロップしていきます。OLYMPUS DIGITAL CAMERA OLYMPUS DIGITAL CAMERA

ここからワサビ谷滑走

ワサビ谷は入口から適度な斜面で気持ちよい。最初の低木区間を過ぎるたあたりからが本番で斜度は25~30度程度で快適。今日のファーストトラックだったようでパフパフパウダーに乗りながら浮いているような泳いでいるような独特な滑走感が素晴らしい。初めてのBCなので勝手がわからず沢芯に滑っていきそうになるがリーダーYさんから右岸よりに攻めていけば大丈夫!と教えてもらい、3~4度パフパフを味わいながらの滑走を楽しめた。7

しかし・・・ワサビ谷は後半がしんどい、めちゃくちゃしんどい。もうシール着けたほうが早いんじゃないか?と思えるくらいツルツル歩くスキーを強いられ、ヘトヘトになったころに杉林を抜けてわかさ氷ノ山ゲレンデに到着。前半楽しかっただけに後半の辛さが印象に残る。

2本目も同じように三の丸経由。同じ谷を滑るものなんなので・・・こんどはオオクラ谷に向かいます。1448m(二の丸付近)からドロップ。最初の傾斜は50度近いんじゃないかと思えるほどで、滑るというよりズリ落ちるちうほうが正確かも。ただしヤバイのは最初だけですぐに気持ちよい斜度が現われてきます。2度のシール登高で残り少なくなった脚を頑張って使いながらターンを刻んでいきました。ボードのトレースがある斜面でやはり午前より重めの雪になっおり、もうヘトヘトでした。9

 

写真を撮って、さぁもうひと頑張り!と滑り出したら1mほどの段差を飛んだところで転倒。

あれ?  Σ(゚Д゚;≡;゚д゚)  あれ?

スキー板がない!、埋もれてしまった!という最悪の状況になってご一緒した2人に迷惑をかけてしまって申し訳ないです。なんとか見つけて再スタートしましたが、もう余力がほとんどなくヘロへロです。ワサビ谷と違って後半の歩きスキーがないオオクラ谷で助かりました。初心者用ゲレンデみたいな絶妙な斜度に助けられて最後は余裕でゲレンデ到着。ということで始めてのBCスキーは無事に帰還できて良かったです。

もっと体力&技術を磨かないと・・・と思う次第です。