弾丸登山、山頂からの折り返しです。
天気予報(てんきとくらす)どおりの快晴でした。いつもウェザーニュースに裏切られてきたが、今回は予報サイトを信じて正解。澄み切ってとても清らかな空気感でした。ときおり、お鉢の中から薄い帯状の雲が沸き立ってきて意外と気流(たぶん温度差)が激しい環境なんだと実感。高所恐怖症でもないけどあんまりお鉢の際まで近づかないようにしてました。落ちたら上がってこれそうな感じがしない (´・ω・`)・ω・`)

最後の最後の難所。一歩進んで半歩ずり落ちるようで大変歩きにくい。なんか水前寺清子のマーチが頭の中でリフレインしてしまいます。ただここを登ればもう登るところがないという安心感でグイグイ進んでいきます。

行列大嫌いの私ですが、ここまできて行列を避けるなんてありえません。階段下から並んで30番目くらいに陣取っていると・・・痩せこけた臆病な野良犬?がウロチョロウロチョロしておエサを求めています。しかしここ3776m。日本最高地点です。野良犬が気軽にいていい場所ではないような気がするのですが、どこから来たんでしょうか?


晴れてよかった!振りかえるともの凄く長蛇の列になっていたのでいそいでポーズを決めて2枚だけパシャリ。ここからお鉢周りしようかとも思った。測候所下には僅かに残雪がのこって・・・というのは云い訳で1時間ほど掛かりそうなのもあって、ここから引き返します。

帰りは御殿場口から下っていきます。同じ道を引き返すのは勿体ないというか、折角だから別の道も歩いておきたいということが一つ。傾斜の緩いクッションになってくれる砂の道が疲れた膝に優しいんじゃないかということがもう一つの理由。
ということでお隣の御殿場口から降りていきます。その前に登山口でゆっくりしていると由緒正しそうな置物があったので1枚撮っておきました。後で調べたらこれが銀名水らしいということで一応アップしておきます。

さっきまで元気だった奥さんがここで高山病っぽい症状がでてきました。頭が痛いらしいので少しでも(ゆっくり&急いで)標高を下げておこうと出発します。
しかし・・・オレ無駄にげんきだなぁ~。ほとんど徹夜なんだけどなぁ。

しかし、落石させないように注意して歩かないと超危険です。たぶん落としたら止まらないだろうなぁ~しかし写真にとると傾斜を感じなくなるのは残念。

だいぶ降ってきてホッと一息だが、まだ350mほどしか降りてない・・・ここで水分補給と行動食をとっておきます。

快調に高度を下げていきます。


でも調子に乗っていると(セーブしているつもりでも)止まれません。膝がくがく状態なので余裕でこけます。結局止まろうと思ってから20mほど進んでようやく止まってくれました(無理やりだけど)

さっきの砂走りはまだまだ続きますが、そのまま降りていくと帰ってこれませんw。残念だけどプリンスルートの標識に沿って(富士宮口行きって書いてない!から少し悩んだ)進むとすぐに宝永山の稜線にでます。ここから大きめの砂利のうえを降らなければならないので結構大変。遠くから見たら歩きやすそうだったのにちょっとてこずりました。


でも今後はもう少し準備してちゃんと計画して出かけようと思います(マジです)。だって「本日までの遭難事故」をよくみると負傷者1名ってなってるし・・・。