北鎌尾根に登ってきました。
そこで分かったことと云えば、アルファ米がやっぱり苦手ということ。同行のkamakoが美味しいカレー作ってふるまてくれたんだけど、どうしても軽い感じや匂いが気になって仕方がない。もうこれは好き嫌いなのでどうしようもないかも。お湯で戻すんじゃなくて炊き込めば少しはマシかも?と考えた北鎌沢出会の夜です。
さて、北鎌尾根です。
撤退していく3パーティを尻目に北鎌ホイホイを見事にかいくぐって稜線に到達し上々のすべりだし。
事前に見たDVDで難所とされていた独標付近はサクッと通過できました。しかしその先P15までがルーファイ&体力核心なハードな行程でした。
しかもロープ不要と云いながらも軽い登攀を伴うテント装備背負っての縦走。バランスと脚力は相当要求されました。
下の写真はP15を巻いてから北鎌平への登り。さらに巻き上がることもP15から稜線通しで来ることもできます。踏み跡は交錯しているのでルート取りとパーティの技量に応じて見極めが大切。
最後のホッと一息は、北鎌平。
軽量化のため昨日の夜に歩荷してきたウヰスキーと焼酎ボトルの中身を泣く泣く捨てて安全に全振りした自分を褒めてあげたい。おかげでバテることもなくここまでヒーハーしながらやってくることができました。槍ヶ岳山荘に着いたらアルコールをガツンと買い込むことを決意して槍の穂先へ向かいます。
ということで名物チムニーを登って祠の横から登頂成功。ふーーー長かった。
パーティだったのでルーファイは分散できたため楽だったけど、それでも行動時間は11時間ほどです。
テントを張った殺生ヒュッテでみんなと祝杯をあげてたのでテント場では遅めの午後8時まで起きてました。
翌朝は快晴!モルゲンロートはホントに綺麗です。お山も踏破しきった私たちをお祝いしてくれている様で嬉しかった。
備中クライミングでお世話になったスーパークライマーなMさんと偶然にばったり遭遇。
前穂高から抜けて上高地経由でここまで来た様子。さらに今からソロで北鎌に行かれるそうです・・・さすがスーパーですなー。
明神から上高地へ向かう途中でツキノワグマに遭遇!上高地のクマは人に慣れてて大人しいと聞くけどクマはクマ。初めて野生のクマを見て大興奮してると森の中からこっちに向かってゴソゴソやってきてビビッてしまった。わぁーーー!と逃げてきました。