沢遊びシーズンも残り少なくなり、ここで一発大物を見ておこう!と出かけたのは大月地獄谷。でも本当は、「秋晴れのなか大月地獄大滝を見て、取って返す刀で五助大滝経由でガーデンフィールズまで」というコースを予定していました。
でも、大月地獄谷へのショートカットルートが想定外の悪路・難路でてこずってしまい予定より大幅に時間をくってしまいました。大月地獄大滝まで到着した時点でトラブルもあり、今日はここで終了、一旦撤収!ということになりました。なのでルートもショートカットを通ったけど、実際の山行もショートカットなんっちゃってw・・・状態の記録です。

今回初めて利用したくるくるバス。これに乗っていくとエクセル東バス停まで行ってくれるのでだいぶ高度を稼ぐことが出来てお得感満点です。しかし阪急岡本付近からは乗ることが出来ないため、阪急岡本→歩き→JR摂津本山~住吉と乗換えて国道2号線沿いにあるバス停までいきました。

今回は石切道から分岐して大月地獄谷を目指すため急坂の石切道の階段を上っていきます。

この分岐の30mほど上に大月地獄谷へのショートカット(エスケープルート)があります。ほとんど人が入っていないようなので踏み後も不明瞭、注意していないと通り過ぎてしまいます。

正直なところ、熟練者以上でそこそこ自分で何でもできる!という人以外は入らないほうが良いと思います。この地図参考にして迷っても自己責任ということです。この谷は週に数人しか遡行してないようですし、遭難事故も起きている場所です。携帯の電波も届かないところも良くあります。(この背景地図等データは、国土地理院の電子国土Webシステムから配信されたものである)


トラロープはそこらじゅうに設置されているので、このルートに入ってしまえば道間違えはないと思います。しかし足場がめちゃくちゃ悪くてほぼ藪コギ&崩れやすい状態で緊張しながら進むことになる。写真では持ち合わせのお助けロープで簡易ハーネス作っています。「ちょっと大月地獄谷に入っていけるショートカット」と思い込んでいたので、よりによって今日はガチャ類もって来てませんでしたw



エスケープルートが思った以上に時間がかかったり、沢靴に履き替えたりと、遅くなってしまいました。でも沢筋を進みだしてからだと10~15分程度でココに到着したと思います。ルート的には意外と紅葉滝の直ぐそばに下りてこれたようです。

ガチャ類もってきてはくて不安だったけど折角なのでお助けロープで確保して登ってみました。滝口にハーケンあったので使わせてもらいました。
しかーし!ここでトラブル。メガネがない・・・滝下に一旦下りたときに一度ズルッといったのでその時か、登っているうちに水流で持っていかれたかどちらかです。よって、このあとは見えてるのか見えてないのか判らない状態で進むことになりました。裸眼視力0.1です。

雑草がないのでここで一息つけました。

さっきの堰堤をこえて5分ほどで今日の目的地、大月地獄大滝に到着。おもったよりデカイ!。写真では大きさが伝わらないのが残念だ。たぶん落差は15m前後だとおもわれる。昔は落差20m以上をほこったらしいが滝壺までに砂・土砂が大量にあったので埋まってしまったのだろう。

近づいてみると、かなり大きな岩が2個、滝口に挟まっている。私にだけは落ちてこないようにと祈りながら撮影してきました。




いやーしかし、この大月地獄谷。いった時期も悪かった(まだ藪が沢山、台風18号の影響か谷筋に倒木あり)のか、短いながら「楽しい遡行」にはならなかった。こないだ行った西山谷のほうが登り応えや楽しさもあり、「もうしばらくは足を踏み入れることはない」が結論。でも今度行くなら、住吉霊園のほぼドンンツキのところ(仮説トイレあり)のマークから降りて、紅葉谷第三堰堤か第四堰堤(日赤A-3)あたりに下りてから遡行するルートがいいかもと思っている。おすすめしないが、どうしても行くなら単独は控え、ロープ+ガチャ類と沢靴は必要だと思います。