続きです。

登山者など設計上、考慮されていないため自然と難所になってしまいがちな堰堤越えをしなくても良いのでこのタイプは気に入ってます。

滑りやすいため、ここは右側から慎重に巻きます。


若干の難所や藪コギはありますが、この辺までは楽しい沢登り!です。この先はひたすら堰堤越えと藪コギとガレ沢と急登という、六甲山の嫌なところを全部集めてきたみたいな沢に変貌します。苦痛以外はありませんので、源流部まで遡る使命感を持った方やマゾの気がある方以外は引き換えしたほうが良いと思います。でないと後悔すること請け合いです。




左手のステップをよじ登りました。ここは段数が多く、途中の踊り場が狭いので注意が必要です。

なんこ造れば気がすむのか・・・、と思うくらい土木事務所が頑張ってくれています。まぁ六甲は土石流や水害の多いところだったので仕方がないのです。でも登山者からすれば、しんどいの一言。さっきあった鉄製の堰堤が増えることを祈ります。
ところでなにも考えず左手から上がりましたが、これが正解だったようです。反対側を見ると土砂崩れで進退窮まった感じだったと思います。


いままでいった六甲の沢や谷にはなかったのですが、五助谷ではこのガレ沢が源流部にまで延々と続きます。さらにキツメの藪コギというかイバラもしくは低木が行く手をふさぎます。ここからガーデンテラスまで約1時間ほど掛かりましたので何かの罰ゲームのように感じます。


あいかわらずガレ沢が続いているのですが、高度をあげていくにしたがってゴロゴロ岩から苔むした大きな岩が目に付くようになって来ました。上からはもちろん下側への落石に注意しながらやってきて、イバラや低木の枝をへし曲げ折り曲げながらなので神経と腕力を消費します。明日は腕の筋肉痛になりそうな予感がしますw

なんかイメージと違いますが、この辺りが五助谷の源流部ということになりそうです。砂地が崖状にくずれて・・・すり鉢になっています。ということで五助谷遡行はここで終了です。なんかさっきから人の声が騒がしく聞こえているのでガーデンテラスはこのすぐ上なのでしょう。このすり鉢から左手に上がったところで見つけたピンクや赤テープを頼りにどんどん進んでいきます。

いきなりコンクリートの建物が現れました。ちょうどガーデンテラスの真下、スタッフオンリーと書かれた地下に飛出したようです。写真の階段をあがり扉を開けるとバスでやってきた観光客がわんさか溢れて・・・泥だらけ、草や小枝のくっついた登山者がいきなり現れて場違い感が半端ないです。

場違い感を振りまきながらもフードテラスで食べてきました。おなか空いてたから仕方ない。きょうはジンギスカンラーメン+森のビール。五助谷遡行完了したし自分にご褒美です。
いつものようにグーグルアース KMZ 形式にしてみました。kml(カシミールに取り込み可)の取り出しは 7zip なんかで行ってください。