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野洲川水系・元越谷

1級+の沢です
ガイドブックやネット情報だとロープ無しで大丈夫みたいなことが書いてありますが、後続ビレイのためロープ2回出しました。
・・・なくても大丈夫かなぁ? でも次いくならやっぱり1本持っていきます。

まず第27堰堤から
左岸から大高巻きです。沢に下りるのり残置ロープありますが高い場所からなので別途ロープ出して確保したほうが安全です。
鈴鹿 元越谷

27堰堤をこえてすぐに出会う深い釜、まだ飛び込みたくないのでへつって越えます。右でも左で、泳いでも・・・お好きなほうから通過できます。鈴鹿 元越谷

元越大滝15m。
左岸ガリーから直登 or 左岸のガレガレ巻き道を登ります。
鈴鹿 元越谷

当然登ってみたい!
奥さんはビレーできません。ルート見たら足場が思ったよりも良く水量も大したこと無いのでフリーで取り付きました。落ち口付近に残置ハーケン2個、でも信用できないw。写真の小枝についてたスリングはなんのためか?強度はまったく無いように思うけど・・・。

登りきって奥さん確保しに巻き道側から懸垂して登りなおしました。
巻き道側にはトラロープ設置されていたけど使わず、確保用にセットしたマイロープで登ってもらいました。1人ならノーロープで通過ですが初心者には結構危ない箇所だと思います。
鈴鹿 元越谷

そして大滝を越えてからがこの沢のクライマックス。
兎に角、程よい釜を持つ小滝の連続と輝くようなエメラルドグリーンの水。仙ノ谷分岐までのゴルジュ帯は一見の価値ありです。
鈴鹿 元越谷

こんなトイ上のナメ滝があったり冒険チックです。水量少ないので水線突破してみました。水量多い時は水の勢いに負けて無理でしょうが、今回は水の中にいい足場がって余裕でした。鈴鹿 元越谷

ゴルジュ帯最後のおっきな滝。
ここを通過して仙ノ谷との分岐’(左俣が仙ノ谷・右俣が本谷)あたりで林道にショートカットも出来るようです。時間に余裕がなければその選択肢もありです。ココまでで十分この沢のよさが詰まっているように思います。
鈴鹿 元越谷遡行した感想は、思った以上に沢のエッセンスが詰まっており飽きさせない楽しい沢という感じです。とくに大滝を越えてからの小滝連続帯ゴルジュとエメラルドグリーンの水が極めて美しく技術的には入門用と思いますが、手に入る景色は入門の範囲を超えていると思えます。最後のほうで仏谷分岐を越えて左俣本谷を行くガレたゴルジュ帯&多段25mを通過するあたりが少し嫌な雰囲気ですが、全体として明るく素晴らしい渓相でしてまた訪れてみたい沢です。