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六甲全山縦走を完走しようぜ(トレーニング)

六甲縦走トレでよく行われるのは4分割とか3分割でゴール地点から再スタートする、というもの。でもこれだと感覚的に各コースが短くなりだいぶ「楽な」コース設定になってしまう。それと事前に1回しか通らないところが多くなる。私は出来るだけ重複する部分を作って3分割(2分割は各コースが長くなり思わぬ怪我をする可能性もあるので避けたほうが良いように思う)でトレーニングする。

また、各コースは駅やバス亭、ロープウェイが起点終点になっているのでトレまでのアクセスが取っても楽なのがポイント。縦走路に出るまでのアプローチに3キロも4キロもあったら、それだけでしんどくなって挫折してしまいそうになるので、これは大切なことだと思う。なので今回のコースも新神戸からのイン・アウトは避けている。

六甲全山縦走トレ1 須磨浦公園~馬の背~高取山~鵯越駅~菊水山~鈴蘭台駅(約17キロ)
六甲全山縦走トレ1
須磨浦公園~馬の背~高取山~鵯越駅~菊水山~鈴蘭台駅(約17キロ)

トレ1は、山陽須磨浦公園駅(大会のスタート地点)からスタート。ほぼ大会の縦走路通りに足を運び菊水山頂からは神鉄鈴蘭台方面に下っていく。市街地にでてからは1キロほどで駅に着く。西縦走路でアップダウンが激しく初心者dならばこのコースだけで「大変!」と根をあげてしまうかもしれない。ポイントは高取山~鵯越駅までの道を覚えておくことと、菊水山への階段道を取り付きから30分以内に登れるようにしたい。スタートの須磨浦公園から菊水山頂まで約4時間ほどで到着すれば御の字です。これ以上速いとトレラン状態で小走りに進んでいるのではないでしょうか?大会本番は長丁場なので西縦走路では体力を温存しておくほうが後々楽に進んでいけるので少々ゆっくりめでOK。

六甲全山縦走トレ2 鵯越駅~菊水山~鍋蓋山~市ヶ原~摩耶山~三国が池~ゴルフ場~ガーデンテラス(約15キロ)
六甲全山縦走トレ2
鵯越駅~菊水山~鍋蓋山~市ヶ原~摩耶山~三国が池~ゴルフ場~ガーデンテラス(約15キロ)

トレ2は、神鉄鵯越駅からスタート。普段はあまり人が歩いていないので最初は黙々と歩くことになると思う。トレ1と同じように菊水山が最初のポイント。今回は最初に訪れる難関としての登りだから前回以上のタイム、20~30分程度で登る。その後は休憩しないで鍋蓋山までいくが菊水山頂からだいたい25~30分で到着することが目標。これ以上掛かると基礎体力がない証拠なのでもっと歩きこむ方が良い。そして鍋蓋山~市ヶ原までは縦走路のなかで一番楽しいトレイル。でも摩耶山天狗道のために走らず抑えて歩くようにする。そして今回の最大の難関、摩耶山天狗道へ進む。天狗道分岐~掬星台まで約50~60分程度が目安。本番では70分程度で登ることになるが、10分のアドバンテージはかなりの余裕になるのでこれくらいで登れるようにしておかないと、無理して登った摩耶山で脚が止まってしまうことになる。摩耶山からは少し登って車道をとおるが案外しんどく感じるかもしれない。最後はゴルフ場の中を通ってガーデンテラスで終了。ここからは有馬ロープウェイで有馬に下って温泉に行くか、山上ループバスで六甲ロープウェイ駅まで行って阪急六甲という選択肢もある。

六甲全山縦走トレ3 六甲ロープウェイ山上駅~ゴルフ場~ガーデンテラス~一軒茶屋~大平山~塩尾寺~宝塚(約18キロ)
六甲全山縦走トレ3
六甲ロープウェイ山上駅~ゴルフ場~ガーデンテラス~一軒茶屋~大平山~塩尾寺~宝塚(約18キロ)

トレ3、とうとうゴールの宝塚まで行きます。ここからだと六甲最高峰までは若干のアップダウンはあるが基本的に下り区間になります。極楽茶屋跡~一軒茶屋までは本来の縦走路と車道が交差して危険なので注意しながら進みます。それと大会は車道を歩くことが公式にOKなので体力を温存する(本番では東縦走路からの下りはとてつもなく苦痛に感じることになります)ためにいくらかは車道を通ったほうが楽な箇所があるので身体で覚えたり地図にチェック850たりしておくと良いと思います。一軒茶屋の自販機で水分を補充したら残り12キロは自販機もありません。また楽なエスケープもできなくなるので頑張ってくださいw。東縦走路は登りは迷いませんが下りは意外と判りにくいと思います。ウッカリしていると芦有の宝殿ICにいたり、船坂方面にくだったりします。最大のチェックポイントはダラダラと続く下り道で膝や足首に痛みが出ないかどうかを慎重に確かめます。ドタドタ乱暴に下ると間違いなく脚を壊しますので注意してください。ちなみに大会本番では一軒茶屋~ゴール地点まで速い人なら約2時間程度でくだります。遅くても2時間30分程度を目安にしたい。

以上が私がトレーニングする基本パターンです。実際には同じコースばっかりでは面白くないので慣れてきたら、菊水山の階段→菊水ルンゼ・天狗道→地蔵谷・三国が池→サウス&ノースから記念碑台など、いくらかバリーション入れたりして楽しくトレします、ではでは。