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剱岳:早月尾根(日帰りスピードハイク)

行こう行こうと思っていながら踏ん切りが付かなかった剱岳を登ってきました。普通に行けば立山室堂から剣山荘経由で最低1泊コースなのです。なので、費用(高速8000円×2+ガソリン6000円+立山駅~室堂往復4310円+宿泊代9500円=3万6千円也)も結構掛かるしなかなか日程を取れないしなぁ・・・と半ば諦めました。

ヤマレコを剱岳で検索していたら早月尾根から日帰りチャレンジというのがいろいろヒットするので読んでみると11~13時間程度で往復している。ということは登山口がある馬場島までいっておき車中泊すれば未明に出発できる。そうすれば夕方までに駐車場に戻ってこれるのでその日中に家にも帰れる。これは行くしかない!ということで出発です。

ただしこの早月尾根は往復16キロ、標高差2200mと日本の一般登山道としては無茶苦茶キツイコース(北アルプス3大急登の筆頭、こないだ登った燕岳合戦尾根も霞んで見えてる)です。ちょっといってみか?という気持ちで行くと後悔すること間違いありません。唯一の救いはコース中の一旦下り部分がなくて、とにかく一本調子の登りなので「歩いた分だけ標高を稼げるため気分的にラク」というぐらい。

早月尾根スタート地点 有名な「試練と憧れ」の碑。まだこのときは北アルプス三大急登っていっても「なんとかなるでしょ!」みたいな軽い気持ちだった。登りはまだいい、本当のキツさは帰りにイヤと言うほど思い知らされます。
早月尾根スタート地点
有名な「試練と憧れ」の碑。まだこのときは北アルプス三大急登っていっても「なんとかなるでしょ!」みたいな軽い気持ちだった。登りはまだいい、本当のキツさは帰りにイヤと言うほど思い知らされます。
登り始めて標高2200m付近の早月小屋に到着、ここまで3時間弱。ペース的には悪くない。早い時間に登りはじめたので森林地帯は気温もそれほど上がらないうちに通過できた。この辺から展望も良く北アルプスらしい景色が嬉しい。
登り始めて標高2200m付近の早月小屋に到着、ここまで3時間弱。ペース的には悪くない。早い時間に登りはじめたので森林地帯は気温もそれほど上がらないうちに通過できた。この辺から展望も良く北アルプスらしい景色が嬉しい。
早月小屋のテント場 陽をさえぎるものがないため、すでに暑い。たぶん10張ほどあったと思うがテント泊の人たちはこの時間みな不在。きっと剱岳を登りに行っているのだと思う。ここから山頂までは約3キロ、標高差800mほど。みんなこの場所からヘルメットを被っていた。ちなみに私はヘルメット・ハーネス類を車に置き忘れてきた。なんとかなるでしょ!と取り合えず登り再開します。
早月小屋のテント場
陽をさえぎるものがないため、すでに暑い。たぶん10張ほどあったと思うがテント泊の人たちはこの時間みな不在。きっと剱岳を登りに行っているのだと思う。ここから山頂までは約3キロ、標高差800mほど。みんなこの場所からヘルメットを被っていた。ちなみに私はヘルメット・ハーネス類を車に置き忘れてきた。なんとかなるでしょ!と取り合えず登り再開します。
クサリ場に差し掛かった たぶん獅子岩の手前から本格的に岩場が始まりだしたように思う。クサリ場自体はビビるようなものではない。浮石を踏んだり先行者・下山者から時折、小石程度の落石はあるので本気でヘルメット忘れてしまったことを後悔しだした。
クサリ場に差し掛かった
たぶん獅子岩の手前から本格的に岩場が始まりだしたように思う。クサリ場自体はビビるようなものではない。浮石を踏んだり先行者・下山者から時折、小石程度の落石はあるので本気でヘルメット忘れてしまったことを後悔しだした。
別山尾根との分岐 メインルートの別山尾根からは沢山の人が登ってくる。有名なカニのタテバイ、帰りにはカニのヨコバイを通過するルート。ここからはカニノヨコバイを行く人たちがよく見える。遠くから見ているコッチのほうがハラハラするようなコースが一般登山道というのが信じられない。アノコースに比べたら早月尾根なんかは危険度ゼロみたいなもんだと思ってしまう。山頂まではあと100mもない。
別山尾根との分岐
メインルートの別山尾根からは沢山の人が登ってくる。有名なカニのタテバイ、帰りにはカニのヨコバイを通過するルート。ここからはカニノヨコバイを行く人たちがよく見える。遠くから見ているコッチのほうがハラハラするようなコースが一般登山道というのが信じられない。アノコースに比べたら早月尾根なんかは危険度ゼロみたいなもんだと思ってしまう。山頂まではあと100mもない。
別山尾根分岐から早月尾根を振り返る 通過してきた獅子岩がよく見える。歩いてきた時にはよく分らなかったが、コチラから見て獅子岩手前の岩がカニのハサミになるのだとおもう。垂直に10mほど上り下りする箇所はあるけどあとはトラバース気味に通過するだけなので見た目ほど危険箇所ではない。
別山尾根分岐から早月尾根を振り返る
通過してきた獅子岩がよく見える。歩いてきた時にはよく分らなかったが、コチラから見て獅子岩手前の岩がカニのハサミになるのだとおもう。垂直に10mほど上り下りする箇所はあるけどあとはトラバース気味に通過するだけなので見た目ほど危険箇所ではない。

剱岳:早月尾根

剱岳山頂に到着 憧れの剱岳は早月尾根登山口から5時間半でした。タイム的には岩場の渋滞がなければもう少し短縮できたかも。ほとんどは別山ルートですが源次郎尾根できた元気な若者たちもいて山頂は20名ほどでワイワイ賑わっていました。写真撮っていただいた方、有難うございます。
剱岳山頂に到着
憧れの剱岳は早月尾根登山口から5時間半でした。タイム的には岩場の渋滞がなければもう少し短縮できたかも。ほとんどは別山ルートですが源次郎尾根できた元気な若者たちもいて山頂は20名ほどでワイワイ賑わっていました。写真撮っていただいた方、有難うございます。
そして下山です 写真の通り早月小屋とその先には馬場島山荘が小さく見えています。早月小屋までは空気もまだそれほど暑くなく調子よく下っていきました。そこから先は一気に気温が上昇して熱中症になるんじゃないか?と思うくらいです。途中途中で休憩しながら水分をこまめに補給してなんとか歩き続けました。持ってきた水分は登りで1リットル弱ほどしか消費しなかったのに、下りで残り全部(2リットル)飲み干してしまいました。馬場島の登山口に着く直前に空になって本当にヤバかった。馬場島山荘でお風呂に入ったとき体重計にのっかると、いつも74キロの体重が70キロに減っていた。水分3リットル消費してさらに4キロ分身体から水分が出ていた計算。水シャワーでクールダウンましけど身体の熱さはなかなか冷めてくれませんでした。
そして下山です
写真の通り早月小屋とその先には馬場島山荘が小さく見えています。早月小屋までは空気もまだそれほど暑くなく調子よく下っていきました。そこから先は一気に気温が上昇して熱中症になるんじゃないか?と思うくらいです。途中途中で休憩しながら水分をこまめに補給してなんとか歩き続けました。持ってきた水分は登りで1リットル弱ほどしか消費しなかったのに、下りで残り全部(2リットル)飲み干してしまいました。馬場島の登山口に着く直前に空になって本当にヤバかった。馬場島山荘でお風呂に入ったとき体重計にのっかると、いつも74キロの体重が70キロに減っていた。水分3リットル消費してさらに4キロ分身体から水分が出ていた計算。水シャワーでクールダウンましけど身体の熱さはなかなか冷めてくれませんでした。

剱岳:早月尾根(日帰り)