東山橋から入渓先行者がすでに準備に入っています。6名のパーティのようでリーダーと思しき方がコース段取り、装備について等々、入念に打ち合わせして「流石!」と思います。その横を単独の私が沢靴以外はワークマン装備に身を包んだ適当な私が華麗に突き進んでゆきます。 東山橋から入渓おもったより「冷たい~」水に入って、さっきのパーティの邪魔にならないようにジャバジャバ進んでいきます。この数日間降った雨の影響か判りませんが、水量は少し多いかな?といった程度でして特に気を使うようなこともありません。 200mほど進んだところで、川底の石に足を取られてあっさり転んでしまいました。ジャバーっと全身水に使ってしまいましたが、かえって諦めがついて、というかヒャッハーしてしまい・・・逆に必要ないのに泳いでみたり。すっかり水温にもなれて楽しくなってきました。 やっぱり晴れは爽快でいいです はじめての堰堤ここは右側から取り付いて登っていくのですが、ボッちな私は無理をせず。きょうは少し戻ったところから高捲いて越えます。踏み後もしっかりして直ぐ上の登山道に出ます。堰堤真下まで行きましたが思った以上の水量でして押し戻されそうになります。ザイル装備のパーティ以外は無理して取り付かないほうが良いと思います。 気分よく、どんどん進んでいきます。分岐に出会いますが鍋谷の滝へ行くため右俣の長尾谷へ足を向けます。入口はたいしたことないですが直ぐに階段状の小滝が迎えてくれます。ここは難しくないので正面突破。 鍋谷の滝さっきの小滝を登りきったところからもう見えています。この滝は全部で3段ありまして2段目まではわりと簡単に登っていけます。滝壺までは右側をヘツリながら取り付きます。ちなみに滝壺は結構深いので滝の上から飛び込んでも大丈夫です。ボッちなのでしませんでしたが、数人で訪れたら盛り上がること間違いなし。 鍋谷の滝 1段目2段目まで上がってきました。最後の1段はとても登れそうにないので諦めてここで引き返します。ここから高捲きできるらしいのですが、分らずじまい。まぁ今日は逢山峡遡行なのでここまでで良しとします。 ポンプ場の堰堤逢山峡・長尾谷の分岐まで戻りますとすぐに現れるのがコイツ。遡行者には邪悪な建造物でしかありませんが仕方ありません。ここを高捲くと神戸市水道局のポンプ場にでます。高捲いたあと谷筋に降りるのは、このポンプ場を越えて直ぐに降りていくのだろうか?ウッカリは通り越してしまいゴルジュ手前から降下する羽目に・・・ 逢山峡といえばゴルジュということでゴルジュを見ずに通過するのもなんだかなぁ・・・と思って谷筋への降り口を捜してみたがよく分らなかった。しかたないのでゴルジュ直前から降下してみる。 逢山峡の核心部ゴルジュ奥には不動滝が見える。谷筋へ降りる場所を見落としたせいで面倒なことまでして来た甲斐はあった。ココは逢山峡でも特別美しい場所だと思う。泳ぎ+クライミングが必要(ちょっとだけど)なゴルジュが六甲山にあるとは・・・嬉しくなってしまうではないか! 最後に猪鼻滝ココが逢山峡での沢遊び最終ポイントになります。下から登って右手から半分水中に足場をさぐりながらヘツリ、少し登ったところで急な水流を左に移動、ちっとビビリます。 猪ノ鼻小橋ここで本日の逢山峡遡行は終了。今日は靴下を忘れなかったぞ!沢靴をスニーカー(登山靴は重いのでw)に履き替え有馬まで、茶園谷~湯槽谷を越えていくことにします。 茶園谷から横谷への分岐 湯槽谷分岐横谷は砂防ダムに出会うまでは緩やかで歩きやし道です。こいつを高捲くあたりから道が怪しくなってきて少しばかりルートファインディングが要求されます。ちなみに赤テープ頼みで歩くと正規ルートから外れてしまうようです、私がそうでしたw。でもなんだかんだと湯槽谷分岐まで来ましたので良しとします。 湯槽谷山谷なのか山なのかハッキリしろ!と奥さんが怒っていました。さっきの分岐からここまで標高差約100mの登りで体力を消耗されます。しかもココからの下りはほぼ階段状で膝に不安を抱える私にはきついコースでした。 落葉山直前にある有馬温泉へのショートカット有馬温泉まで0.4キロの誘惑には勝てず、ここから降りていくことにしました。有馬三山制覇できないのは残念ですがお腹が捨て仕方がなかったのです。 有馬温泉街に到着このあとおすし屋さんのランチ後、金の湯でさっぱり汗と川の臭いを洗い流して今日の行程を終了です。きょうも一日楽しかった! 20130909houzannkyou