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安曇川水系・奥ノ深谷(裏比良)

日本100名渓に名を連ねる2級+の沢です。
遡行距離は短いのですが十九滝といわれるように次々と中規模の滝が出てきてかなり楽しませてくれます。今回は初級者同伴なので30mロープと重装備でない程度のガチャガチャ類一式とライジャケで遡行してきました。下山は並走する登山道を使い1時間半ほどで人家のある所まで一気に下れ便利です。

さて、入渓してしばらくは平凡ですが、ほどなく7m滝がお出迎え。こいつは左側から取り付きホールド・スタンス沢山あるのでロープも出す必要もなく適当に通過です。ちなみにこの沢のヤバそうな滝には大抵高巻き道があるので自信のない人は、ちゃんと「確保付きで」という条件ですが高巻いて通過することも可能です。
2017 裏比良 奥ノ深谷

ロープを出した2段8mの滝。
こいつは左手滝は無理なので右手滝横のガリーを使って登りました。カムとスリング使ってランニング2本とって通過しました。こいつをやり過ごしたらすぐに4段40mの大滝が出現。
2017 裏比良 奥ノ深谷

大滝自体は簡単に通過可能です。しかしここからが奥ノ深谷核心部分の始まりで次々と滝が現れ、逃げ場のない廊下が始まります。
ガンバ!です。
2017 裏比良 奥ノ深谷

下の写真は核心最後に現れる9m滝、直登は無理。右岸からロープ出して高巻いて通過しました。ちなみにココが一番緊張したポイントです。立ち木でランニング取りながら落ち口に降り立つと2段斜爆12mが現れこれを通過したところでほぼ遡行の旨味はお仕舞です。密度の濃い遡行で水質もよく程よい緊張感があり楽しかった!比良一番の名渓だと思います。
2017 裏比良 奥ノ深谷